ルームシェアルームメイト

ルームシェア入門
日本初のルームシェア本「ルームシェアする生活」の元になったルームシェア解説です

カテゴリー「ルームシェアとは」のブログ記事

一戸建てや2DK, 3LDKといった複数部屋のあるアパートやマンションなど、二人以上が住めるような住居に、家族/親族/恋人などではないまったくの他人と一緒に住むことをルームシェアといいます。

The Real World: The Lost Years
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もともと、英語の「共有する」という意味の単語share(シェア)が語源で、シェアする対象によっていろいろな言葉があります。

# 単に”share”というと、「株価」という意味になる場合もあります。

シェアをする建物がハウス(家)かフラット(日本で言うマンションの中の一戸)かルーム(部屋)かによって、

  • ハウスシェア (houseshare)
  • フラットシェア (flatshare)
  • アパートメントシェア (apartment-share)
  • ルームシェア (roomshare)

などとも言います。

また、ルームシェアをしている家のことをシェアードハウス(Shared House)とも呼びます。これが日本語に入ったときに「シェアハウス」(いわゆる業者が運営する独身寮のようなゲストハウスのこと)と形を変えて和製英語にもなっています。

dec 9 2008: 65/365
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ルームシェアでは何を「シェア」するのか?

玄関・リビング・キッチン・バス・トイレなどは共同で使い、寝室は各個人の占有スペースとなります。

炊事や洗濯などの家事については、みんなで一緒にするところも無いとはいえませんが、一般的には、各人が自分の分を、共用のキッチンや洗濯機を使って行うのが普通です。

日本では、家族でもない赤の他人と一緒に住む、という習慣がなかったので、なかなか想像しづらいかもしれませんが、欧米、特に個人主義の強い、アメリカやイギリス、オーストラリアなどの英語圏、北欧やドイツなどでも、ごく一般的に普及しています。また、東京や大阪と同様、人口過密で住宅事情の悪いことで知られる香港、台北、シンガポールなどアジアの大都市でも行われています。

日本では「ルームシェア」というカタカナが、シェアのすべての場合を指す言葉として定着しつつありますが、実は英語では”roomshare”という言葉はあまり使われていません。辞書によっては載ってないこともしばしばです。ルームシェアの歴史がより長い欧米でどんな呼び方をしているかについては、こちらを参照ください

メディアの取材を受ける際によく訊かれるのは、ルームシェアはいつ頃から日本で普及してきたのか、というものです。僕が知っている範囲でまとめてみましょう。

1990年代

僕が日本でのルームシェアを始めたのは1996年のことです。当時は、Windows95が出て、インターネットが大学や企業以外の人に使われだした頃です。その頃は、ウェブ上にルームシェアに関する記事は一切ありませんでした。また、インターネット以前の日本のパソコン通信でも、ルームシェアに特化した場所があったとは聞いたことがありません(パソコン通信は業者ごとに閉じた世界のため、仮にあったとしても見つけるのは難しかったと思いますが)

自分でルームシェアを始めてから、自分のルームシェア体験談を日本語で少しずつウェブページとして公開しはじめました。また、体験談の読者との交流や情報交換、ルームメイト募集を目的にディスカッションフォーラムを立ち上げています。

2000年前後には、このような体験談や募集サイトが10個弱、存在していました。まだ、「ルームシェア」という用語も、シェアのことを指す用語として確定はしていませんでした。英語ではroomshareとはそれほど言いませんし、僕は「フラットシェア」という言葉のほうを好んで使っていました。

2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ

2000年の時のフラットシェアリング in Tokyoトップページ

僕が最初にウェブサイトにつけたサイト名は「フラットシェアリング in Tokyo」でした。ルームシェアだと一部屋に何人も住んでいるような解釈も出来てしまうので、日本の家族向けマンションでやるシェアに一番合いそうな単語として、イギリス英語のflatshareを選んだものです。

僕としては、英語の「~している(生活)」という意味でingをつけたのですが、人によっては語感がいいのか、シェア生活のことを「シェア」じゃなく「シェアリング」と言い出す人がでてきます。今ルームシェアやシェアのことを「シェアリング」と呼んでいる人もいるのはここからでしょう。

当時のルームシェアは、ほとんどが東京近辺で、しかも在日の外国人によって行われていました。英語では「クラシファイド」といわれる募集広告が載っているのも、日本にある英語のウェブ掲示板かフリーペーパーで、広告や交渉もすべてが英語ベースで行われていました。

この頃にルームシェアをしていた日本人は、ほとんどが海外留学からの帰国経験者で、海外で知ったルームシェアの楽しさを続けたり、海外で身につけた語学力の維持を目的として外国人とシェアをする、というケースがほとんどでした。

2002年頃

ルームシェア入門を基にして、日本ではじめてのルームシェア解説書「ルームシェアする生活」を執筆したのがこの年です。この頃、サイトのフォーラムでルームシェアに関する質問が増えてきていたこともあり、ルームシェアとは何で、どうやったらうまくできるのか、という情報が求められている、というのが当時の出版社サイドの企画意図でした。

ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)
ルームシェアする生活―チープな家賃で仲間と愉快に暮らす (サラ・ブックス)

「ルームシェアする生活」は、残念ながらルームシェアの大きなブームを引き起こすことはできませんでした。「ルームシェア」という言葉が何を指すのかも知らない人が多い中、増刷されることもなく現在は絶版状態となっています。(チャンスがあれば今もう一度書きたいと思いますので出版社の方はぜひ御連絡ください)

まだ、「ルームシェア」というものが何か伝わらなかったこともあり、書店でも住宅関連の棚に置かれるか、ライフスタイルの棚に置かれるか、あるいは若者向けコーナーに置かれるか、と売り方も難しかったと言うのが著者としての感想です。

2004年頃

2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)

2004年頃のルームシェアジャパン(ルームメイトジャパン)

この年に、ルームシェアジャパン(当時はルームメイトジャパン)の募集数や閲覧数は1.5倍ほどの伸びを示します。きっかけはNHKのドラマ「ルームシェアの女」でした。NHKの視聴者には高齢者や地方の人も多いことから、「ルームシェア」という用語とその意味が一気に広まり、このあと、人に「ルームシェアしてます」というのが説明なしに通じるようになったと感じます。

ルームシェアの女 DVD-BOX
ルームシェアの女 DVD-BOX

それから、それまで基本的に不動産屋の賃貸でルームシェア可能な物件を探すのは無理だったのですが、この前後からまれに「ルームシェア可」という物件やルームシェアしたい人を受け入れる不動産屋が登場してきます。

また、2000年に入ってから民放でもいくつか、ルームシェアやゲストハウス(シェアハウス)を舞台とした連続ドラマが放映されます。かって海外ドラマで見ていた「面白そうだけど自分には関係ないシェア」から、より実現性のある日本でやっているシェアのモデルが、テレビで目につくようになってきました。

もっとも、ドラマの中にはルームシェアの良い面、楽しい面を過剰に強調しすぎているものもあり、準備や情報不足のままにいいかげんにルームシェアを始めてしまい、フォーラムでのトラブル相談が増えたというのもありました。ドラマというものはそういうものだと思いますが、「ドラマみたいな生き方をしてみたい」という思いを持つ人も多いのでしょうね。

2008年

1990年代のバブル崩壊のあとずっと、とりたてて景気がいいとはいえませんでしたが、この年起こった世界的な金融不況の影響で、さらに世の中の不透明感が増し、職を失ったり給与をカットされたりという話が新聞やテレビで増えました。それまでの景気のニュースが「給料が上がらなくなる/下がる」話中心だったとすれば、この辺りから「仕事が無くなる/無くなるかもしれない」という話が多くなってきます。

その少し前からメディアでよく取り上げられていた「エコロジー」と、不況による節約/倹約のちょっとしたブームがあいまって、ルームシェアやその他のシェア「カーシェア」や「オフィスシェア」がメディアに出てくるようになります。

海外帰りや合理的な若者が、楽しみや寂しさ解消を求めてルームシェアをする、という割合よりも、不況に押されて経済的な事情でルームシェアやゲストハウスへ、というケースが目につきはじめた年でもあります。

2009年

2009年頃から、突然新しい言葉「シェアハウス」がニュースに登場してきます。それまで「ゲストハウス」と呼ばれてきた、業者が運営する台所やシャワーが共同の共同賃貸住宅はずっとあったのですが、ドラマ「ラスト・フレンズ」でこの「シェアハウス」という言葉が使われた影響か、「ゲストハウス」と「シェアハウス」の並立状況が続きます。

大きな新聞社では、過去にかならず「ゲストハウス」の記事を書いているはずなのですが、担当が代替わりしたのか、「シェアハウス」というのが突然新しく出てきたものだと誤解されたような記事も増えています。

「ルームシェア」は個人間の空き部屋貸しが中心で、少しそれらとは違うのですが、そういった用語の混乱の中で、メディア記事によっては「ルームシェア」と「シェアハウス」の混同も見られるのが現状です。

ルームシェアは、いろんな住みかたの中の一つの選択肢です。日本でもシェアの経験者、ルームシェア人口が増えてきたので、以前よりも始めやすくなりましたが、それでもいろいろと難しい点はあります。

どんな人が、シェアという仕組みをうまく活用できるのか、を考えてみましょう。これまでの経験や、相談を受けた中から見えてきた、ルームシェアがうまくいく人とトラブルになる人の特徴は、以下のようなものです。

ルームシェアに向く人の特徴

  • 伝えるべきことは遠慮せずに伝えられる
  • おおらかである
  • 他人の異なる価値観を許容できる
  • 自分のことは自分でできる

ルームシェアの掲示板等でよく荒れるのが、「常識」です。「夜は静かにするのが常識です」とか「便座の蓋を下げないのは非常識です」などと簡単に書く人がいますが、こういう人はいろいろとシェアメイトとのトラブルを抱えているようです。

何が常識か、ということは、自分と良く似た人たちの間での感覚的なものでしかありません。人はそれぞれ違うバックグラウンドを持っているのですから、日常生活のこまごまとしたことに対して違う意見や習慣を持つのはあたりまえで、そこで「相手の常識が無い」ではなく、「自分と他人では常識が違うんだ」とわかっている人は、トラブルが少ないように見えます。

常識が人によって違う、と思っている人なら、常識かどうかではなくて「自分はこうしたい」と率直に相談することができますし、「相手はこうしたいんだろう」と想像する力もあるのではないでしょうか。狭い家の中で一緒に暮らすには、そういう能力が尊重されるようです。

ルームシェアに向かない人の特徴

  • 几帳面
  • 自分の価値観をおしつける
  • 片付け魔
  • 片付けられない
  • 他人に厳しい
  • 他人に依存してしまう
  • 言いたいことを言えない

「几帳面」とか「綺麗好き」というのは、一般的には良い意味の形容だと思います。しかし、これと「他者への不寛容」が結びつくと、シェア生活はとたんにギスギスしたものになります。

誰もが自分と同じレベルまで整理整頓をしなければ気がすまない、という人は、ルームシェアには向いていないでしょう。どれぐらい片付いているのが、あるいはどれぐらい散らかっているのが一番快適か、というのは、人によって異なるものです。

「気になった人が片付ける」というルールの場合は特に、シェアメイトの中で一番綺麗好きの人ばかりが片付けることになったりします。それを、「自分が特に綺麗好きだからしょうがない」と思えればいいのですが、「シェアメイトは自分と同じぐらい綺麗好きで『あるべき』」と思う人は、毎日不満を募らせることになるでしょう。

ある程度はあったほうがよくて、でも度を過ぎるとまずい特徴

  • 計算好き(細かすぎるとダメ)
  • 整頓好き(片付け魔はダメ)
  • 会話好き(お喋りが止まらないのもダメ)

まったく無くても困るし、ありすぎても困るのがこれらの特徴です。ルームシェアでは出費を計算したり分担したりということも多いので、計算が嫌でないなら素晴らしいことです。しかし、あまりに細かくなんでも計算しきろうとすると、これもまたギスギスにつながります。

普段からちょっとしたお喋りが行なわれていると、相手に対する意見や依頼をするのもやりやすくなりますし、良好な関係を維持するのにはいいのですが、相手の都合を考えずに何時間も愚痴を聞かせたりということまでいくと、これもまた問題でしょう。

ちょっとフラットシェアから外れますが、読者の方から質問をいただいたので、「ゲストハウス」について紹介してみます。外国人が多く住んでいるゲストハウスを「ガイジンハウス」と言ったり、2008年の人気ドラマ「ラスト・フレンズ」で出てきた新語「シェアハウス」という呼び方もしますね。

もともと「シェアハウス」という言葉は無かった(英語にもないですし)のですが、このドラマをきっかけに、ゲストハウスのことをシェアハウスと呼ぶ人も増えています。こちらはグーグルでの検索数の移り変わりです。
roomshare-guesthouse-sharehouse

ゲストハウスは、都内各地にあるようで、その特徴は、「安い」「短期滞在可」「古い/汚い」です。部屋は、本当に「部屋のみ」で、シャワーやキッチンは共同です。個室のものもあれば、一部屋にベッドがたくさんあって、知らない他人と5,6人で寝る、というのもあります(dorm)。日本では知りませんが、海外では男女の区別もなく雑魚寝、ところもあります。イメージとしては、学生寮や独身寮の形式に近いですね。

総じて、便利な場所にあるようです。「安くて便利」なものが多いし、だからこそ設備が今ひとつでも人気があるのだと思います。それに「古い/汚い」と言っても、合理的に問題がない程度のものも多いので、潔癖症の人でなければ、生活に困るようなものではないでしょう。

ゲストハウスの多くでは、共有部分は管理人が掃除してくれたり、ゴミ出しをしてくれたりするので、この点はルームシェアよりいいですね(まったく掃除しないシェアメイトという恐ろしい存在も、世の中にはいます)。

ルームシェアと共通点も多く、敷金や礼金を排して、気軽に出入りできるところが長所です。

面白いことに、最近のゲストハウスは、それほど外国人だらけでもなく、日本人、特に若い女性がたくさんいるらしいのです。

大きな家具類は持たないし、寝ることさえできれば十分、お金が貯まれば長期で海外旅行に行ったりするので、アパートを借りるのはちょっと、というような人達に取ってみれば、都心にあるゲストハウスは理想の住まいと言えるかもしれません。

とあるゲストハウスに住んでいる日本人女性の場合は、派遣会社で働いていて、勤務先が定期的に変わるし、お金が貯まったら海外に留学したいので、あまり自分の住むところを固定させたくないんだ、と言っていました。

実際のゲストハウスの所在については、NTTの発行してる英語電話帳に載ってるし、Tokyo
Classifiedなどの無料英字紙にもよく宣伝が載ってます。成田空港の観光案内所でチラシを見たこともあるので、都内の観光地などにも情報があるかもしれません。guest houseやgaijin house、gaikokujin houseで探してみてください。

余談ですが、「外人ハウス」という呼称について。「外国人」と言わず「外人」と言った時、差別されてる気がする、という外国人もいます。気にしない人もいるので、その人その人の過去の経験によって印象は違うんでしょう。

ここでは、映画などのフィクションの中に登場するルームシェア/フラットシェアについて紹介してみたいと思います。

欧米ではシェアはごくあたりまえのことなので、ドラマなどでも、ごく自然に、フラットシェアをしている場面が出てきます。

それらの映画やドラマから、シェアがどんなものか、というヒントを得ることができます。もちろん、映画やドラマは脚色されているものですから、これらを見るだけで真のフラットシェアが理解できる、というものではありませんけど。良く描いてるもの、悪く描いてるものいろいろあるので、自分でバランスを取って観てくださいね。

最高のルームメート

(Roommates)

ピーターフォーク(コロンボ刑事で有名)が老人を演じています。107歳の祖父と孫の同居を描いた暖かいストーリーのコメディ

USA 1995

Roommate(るーむめいと)

(Single White Female)

サイコホラーもの。これを観たらるーむしぇあするのが怖くなるかもしれません。元の英語題名は、「独身白人女性(求む)」というよくフラットメート募集広告などで使われるフレーズから。

USA 1992

ノッティングヒルの恋人

(Notting Hill)

ヒューグラント演ずる好(?)青年は、フラットメートと二人で住んでましたね。トラブルメーカーという感じの同居人でしたが。

USA

トゥルー・ロマンス

(True Romance)

タランティーノ脚本。主人公が西海岸の友人を頼っていったとき、その友人のフラットメートがでてきました。ここでもフラットメートはどうしようもないダメな奴として描かれてました。ま、なんの問題もない善良なフラットメートなら、映画の登場人物にはなれないですけど。

USA 1993

ノクターン 淫らなルームメイト

(True Romance)

フランス製のエロスな映画らしい

フランス

スパニッシュアパートメント

(L’Aubenrge espagnole)

ヨーロッパからマドリッドに集まった7人のルームシェアで起こる国際交流。ルームシェアであることも大きな比重を占めている映画。

フランス

フレンズ

(Friends)

NBCの大人気シトコム(=シチュエーション・コメディ)。日本でも第7シーズンまでのDVD/ビデオが出ています。イギリス、香港でも第7シーズンまで出てます。本家アメリカではビデオの発売なし(再放送でも視聴率が取れるため?)。TVでは第9シーズンまでやってます。

USA 1994

(Young Ones)

一昔前の人気TVシリーズ。サッチャー時代の英国。4人の変わった学生達のフラットシェアを描いたコメディ。スラップスティックな感じ。(元フラットメートの)PamおよびKikoご推薦

UK 1982

(Love, Sidney)

NBCで2シリーズ製作された、孤独な商業芸術家と、友人でシングルマザーとその娘の3人のシェア生活を描いたシチュエーションコメディ。

USA 1981

おかしなカップル

(The Odd Couple)

1970年からABCで放映されたシトコム

USA 1970

アリーMYラブ

(Ally McBeal)

日本でも NHK の放送で人気になった、法廷コメディものシトコム。主人公のアリーはルームシェアしています

USA 1998

(Golden Girls)

7年間も続いた人気シトコム。フロリダでハウスシェアすることになった、4人の中年(以上の)女性達の暮らしを描く。TVドラマとしては、若者でないシェアを描いた初の作品。

USA 1985

今夜、宇宙の片隅で

(Someday, Somewhere)

絶対シトコムファンに違いないとふんでいる脚本家三谷幸喜によるドラマ。ニューヨークのフラットで、西村雅彦、飯島直子、石橋貴明演ずる3人の男女の話。おしかけフラットシェア。

Japan 199?

(Spaced)

イギリス製のルームシェアsitcom(シチュエーションコメディ)。全2シリーズ。ロンドンでフラットを借りるために夫婦のふりをする2人を中心に繰り広げられるドタバタ劇

UK 1999

(The Real World)

リアリティショウの元祖ともいわれる、MTV の人気シリーズ。7人の男女をおしゃれな一軒家でハウスシェアさせ、その様子を撮る。アメリカ各地、そしてパリやロンドンまで各地を回って、現在は第15シーズンがフィラデルフィアを舞台に放映中

USA 1992

春ランマン

日本で初めて、フラットシェアを話のメインに据えて作られたドラマ。押尾学、ともさかりえ

Japan 1992

ラストクリスマス

織田裕二と矢田亜希子によるロマンティックコメディ。偶然ルームシェア状態になってしまう二人の恋愛話。

Japan 2004

ルームシェアの女

NHK 連続ドラマ。15分x24話。30代の男女が諸事情によりルームシェアを始めるドラマ

Japan 2005

ルームメイト

家庭用ゲーム機のゲーム。かわいい女の子と同居するはめになって、僕ちん困っちゃう〜。というゲームらしい。意外にも何作も作られているようで、人気があるんでしょうか。

Japan

パーム・シリーズ

僕の好きなこの長編漫画も、あらためてみればハウスシェアである。親戚関係のものもいるが、基本的に「椰子のように流れ着いてきた」みんなが集まる居心地のよい場所、として書かれているオーガス家は、すばらしいシェアなんではなかろうか。

Japan

Chipher

ロイがハルと住み始めたあたり、「シェアってどうやって始めるんだろう」という僕の最初の疑問の答えになっているかもしれない。もっとも、これを読んでた当時(学生だった)は、アメリカではこういうのがあるんだな、ぐらいにしか見てなかった。

Japan

りびんぐゲーム

家出少女どころか、別れた元妻や会社とまで同居するハメになる男のドタバタコメディ。しかし、ふつうのコメディにみせて、違法建築の問題や独居老人の問題など、話の中に織り込まれています。

Japan

ハネムーンサラダ

ちょっとしたきっかけで同居することになった3人の恋愛物。女性が読んでどう思うかはちょっとわからないけど、男性読者のツボを突く描写や絵柄。

Japan

NANA

大ヒットしている少女漫画。二人の夢を持つ少女によるルームシェアが主な舞台

Japan

ルームメイト

花音コミックス。どうもホモ漫画らしい。

Japan

ルームメイト

YOUコミックス。詳細不明。

Japan

シェアメイト

ワニマガジンコミックス。青年向け

Japan

パレード

2DKで男女5人という共同生活の奇妙な日常を書いた小説

Japan

ルームメイト

育ちのよさそうなルームメイトには裏の顔があった。ミステリー。

Japan

アッシュベイビー

芥川賞受賞後の第一作。主人公の女性(風俗嬢)と男性(変態)がルームシェアしている。ネット上には下品すぎるという評判も。

Japan

ウール101%

平凡な毎日を機嫌よく暮らす、ひつじのOLドリーの物語

Japan

プレーンソング

男女4人の共同生活を舞台とした小説

Japan

幸せになるルームシェア

ロンドンのルームシェアを舞台にした恋愛コメディもの

England

ドッグ・イン・スペース

(Dogs in space)

80年代のオーストラリア青春映画。主人公達がハウスシェアをしています。シェアの様子はまさに混沌、「誰が住人で誰がゲストなのかわかんねーぞ」。(thanks to 水族館さん)

Australia 1986

きっと忘れない

(With Honors)

ハウスシェアをする4人のハーバード大学生に、浮浪者がからんでくる。最初は迷惑がっていた主人公Montyだが、不思議な友情が芽生え。。。佳作。

USA 1994

シャロウ・グレイヴ

(Shallow Grave)

サスペンスもの。冒頭に、シェア応募者をシェアメイト全員でインタビューするシーンがありますが、そのインタビューがあまりにひどいので、観るとインタビューされるのが怖くなるかもしれません(笑)

USA 1994

スリーサム

(Threesome)

三人の男女によるルームシェアと恋愛、同性愛と三角関係のドラマ

USA 1994

不明

(Roomies)

USA 2000

ラヴ&カタストロフィ

(Love and Other Catastrophes)

メルボルンでの大学生活とルームシェアを描いた青春映画

Australia 1996

愛がいない部屋

都心に暮らす男女、それぞれの愛のかたち。
35歳目前にマンションを買う決意をする独身女性、出会ったばかりのルームメイトに恋心を持つ女、出会い系サイトで知りあった男と情事を重ねる主婦…都心に暮らす男女の心の隙間を描く恋愛小説集。

Japan 2006

夢みる太陽

家出するつもりで学校を休んだ亀戸(かめこ)しま奈は、ぶらついていた公園で怪しい着物の男の人に出会った。家から閉め出されたと言うその男は、しま奈に格安で住む家を紹介してやると言い出すが、しかしそのかわり条件を!?

Japan 2008

聖おにいさん

世紀末を無事に越えたブッダとイエスは、東京・立川でアパートをシェアし、下界でのバカンスを送っていた。女子高生にジョニー・デップに似ていると言われ、照れるイエス。近所の小学生に額のホクロのようなものを強く押され、それが弱点だと気づくブッダ。そんな「最聖」コンビが送るぬくぬくコメディ。

Japan 2008

新しいシェア関連のフィクションを発見された方や、追加情報、間違いの訂正などあれば、ぜひ掲示板に書き込みお願いします。

ここでは、ドキュメンタリーや入門本など、ノンフィクションの中に登場するルームシェア/フラットシェアについて紹介してみたいと思います。

ルームシェアする生活 チープな家賃で気の合う仲間と暮らす

拙著。当ウェブサイトの「ルームシェア入門」を元に加筆し、いろいろな人の体験談と一緒にした、シェアのノウハウ本です。

Japan 2002

「金持ち大家さん」になる マル秘裏マニュアル アパート・マンション経営塾

大家さん向けの賃貸アパート運営指南で有名なコンサルタントの浦田健さんによる「金持ち大家さん」シリーズの第3弾。akky は以前に浦田さんから取材を受けており、その結果この本の第3章は大家さんに「入居者探しで困っていたらルームシェアで貸すという手もありますよ」というアピールとなりました。これをきっかけとしてルームシェアに理解のある大家さんが増えてくれればと思います。

Japan 2005

ゲストハウスに住もう!―TOKYO非定住生活

ルームシェアとは違うが類似点も多いゲストハウス生活について取材を元に書かれたガイド本。

Japan 2004

新しいシェア関連のノンフィクション・ドキュメンタリーを発見された方や、追加情報、間違いの訂正などあれば、ぜひ掲示板に書き込みお願いします。

「ルームシェアのことを表すのに、他にも色々違う言葉があるみたいだけど、どう違うの?」

  • 複数人で1つの場所に共同で住むことを「○○シェア」
  • ○○シェアしている仲間のことを「○○メイト」

と言います。○○の部分は、どんな場所でシェアしているか、に応じて変わります。

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合は、ルームシェア
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時は、フラットシェア
  • 一軒家でみんなで住むときは、ハウスシェア

となります。

また、シェアしている建物を主役として話す場合には、

  • 同じ部屋に二人とかで住む場合の部屋を、シェアードルーム
  • マンションなどの集合住宅の中の一戸でシェアする時のマンションを、シェアードフラット
  • 一軒家でみんなで住むときの家を、シェアードハウス

ともいいます。

シェアの様々な呼び方
シェアしている場所 シェアの呼びかた シェア仲間の呼びかた
一軒家 ハウスシェア, シェアハウス、シェアードハウス ハウスメイト(ルームメイト)
マンション/アパート
(=フラット)
フラットシェア, アパートシェア、シェアードフラット フラットメイト(ルームメイト)
一つの部屋 ルームシェア ルームメイト, ルーミー
全部の場合をまとめて シェア(ルームシェア)、シェアハウス、シェアードハウス シェアメイト(ルームメイト)、ルーミー

ただし、英語圏でも、国によって多少違いがあるようです。イギリスやオーストラリア/ニュージーランドでは、建物の種類による区別がはっきりしていますが、アメリカ英語で「ルームメイト」といった場合、上の3つ全てを含む場合が多いようです。総称としても使われるわけですね。

英語でのシェアの名称
シェアしている場所 アメリカ
カナダ
イギリス
オーストラリア
ニュージーランド
一軒家 share house, room for rent share house, houseshare
Condo(マンション)
Apartment(アパート)
flat(=フラット)
shared rooms, room for rent flatshare, shared apartment
一つの部屋 roomshare roomshare
全部の場合をまとめて shared rooms, shared housing flatshare, houseshare

それから、全寮制の大学などで、同じ部屋に2人とか4人とかが住むような場合も「ルームメート」と言います。

このあたりの呼び方は人によってそれぞれで、どれを使ってもそれなりには通じると思ってかまいません。

僕は、特に外国人と話す場合、好んで「フラットシエア」の方を使います。これは、以前に”roomshare”を使って広告を出してた時に、問い合わせをしてきた人から、「一つの部屋に二人で住むんじゃないよね?」という念押しを結構されたからです。「ルウムシェア」と言った場合、前述のように、一つの部屋を分け合って住むという意味にも取れ、まぎらわしいので、部屋は別々だよ、というのがはっきりわかる「フラットシェァ」の方を使っています。

ただし、最近(2004年)の状況をみると、日本語としては「ルームシェァ」が定着しつつあるようですね。「ルームメイト」や「シェアメイト」が通じにくければ、「同居人」でもいいのかもしれません。

シェア以外の共同生活やその場を表す用語としては、以下のようなものがあります。

  • ゲストハウス(guesthouse)
  • ドミトリー(dormitory)
  • ユースホステル(youth hostel)
  • Y.M.C.A/Y.W.C.A
  • ホームステイ(homestay)
  • ベッド アンド ブレックファスト(bed and breakfast)
  • ボーディングハウス(boarding house)
  • ロッジングハウス(lodging house)
  • 下宿/ベッド アンド ボード(bed and board)
  • マンスリーマンション/ウィークリーマンション
  • ビジネスホテル/カプセルホテル
  • 同棲
  • 兄弟姉妹で同居
  • 親戚と同居

また、一つのものを共有することで安く済ませる、という意味のシェアとしては、他にもこんなものがあります。

  • トラベルバディ(知らない人と旅行を共にする)
  • ライドシェア(ある地点から別の地点まで、車の乗りあいをする
  • オフィスシェア(事務所を複数の会社や個人で共用する)
  • カーシェア(車をたまにしか使わないメンバーで共用する)
  • ワークシェア(一人分の仕事、たとえば週40時間を、二人の人間で半分ずつ行う)

どこまでがシェアで、どんなのはシェアではないのか? 実際には、いろんな人のいろんな暮らしがあり、はっきりと線を引くことは難しいでしょう。ここでは、「こういうのってシェアですか?」と聞かれた場合に僕がどう答えているか、を書きます。

一般的には、シェアとは違います。ゲストハウスはゲストハウスです。ゲストハウスといえば、たいていは対等な立場でない、オーナーやマネージャーという人がいて、トイレやシャワー室など共用部分の掃除は、この人たちの責任という形式が多いです。また、ゲストハウスというと、数人ではなく、10人以上の規模のものが多いようにも思います。

ゲストハウスの中には、一つの部屋に二段ベッドがたくさんあって、そこに男女関係なしに泊まる、ドミ(dorm)というスタイルのものもあり、これはルームシェアといえないこともないですが、日本語で言う「ざこ寝」に近いものを感じますね。

シェアと言ってもいいと思います。欧米での状況を見ていると、「シェアはシェア、友達は友達」というのが多いとは思いますが、空いた部屋を友達に紹介して、結果的に友達と暮らす、というパターンもよくみかけます。

シェアと言ってもいいとは思いますが、単に「姉妹で住んでます」などといった説明で済みそうな気もしますね。このパターンは日本でも昔からあったでしょうし、小さいときから一緒に住んでいて、相手が何を考えてるかわからない、とか話が通じない、とかはないかもしれませんが。いつもけんかしてる兄弟姉妹、というのはありそうな話ですけど、その状態が通常なんですよね、その人たちは。

これはいわゆる同棲でしょう。これも昔から日本でもありますね。同じ家に住んだまま離婚しちゃってるようなのは、シェアなのかもしれません。

ホームステイという単語が別にありますし、シェアではないでしょう。ステイするほうもさせるほうも。ただし、知らないもの同士が住む、という点で共通点は多いので、この後書いたようなノウハウの多くが役に立つことと思います。

一つの部屋に二人以上で住む場合は、英語では狭い意味での roomshare となります。ただ、英語で”roomshare”と言った場合も、日本語で「ルームシェア」と言った場合も、寮の二人部屋のことが最初に浮かぶことはないでしょう。ただし、このような二人部屋(四人部屋とか八人部屋とかでも)の仲間のことを、roommate とはよく言います。

英語で単に roommate と言った場合は、フラットシェアやハウスシェアの仲間を指す場合と、学生寮で同室のものを指す場合の二種類があるので、どちらのことなのかは前後から判断する必要があります。

日本で一人暮らしというと、ワンルームマンションに住んでいる人は多いと思います。じつは、このワンルームマンション、こんなにたくさんあるのは日本だけなのです。

欧米では、一人で住むための小さなフラット(スチュディオ=studio などと言います)は、大都会以外はほとんど存在しません。都会でも、一人用の物件がそれほど多いわけでもありません。一番多いのは、家族が住むような部屋がいくつもある家やフラットになります。

お金持ちだったら、部屋が3つも4つもある家を一人で借りたりできますが、特に若くて独身の若者は、フラットシェアをして家賃を浮かせるのが一般的です。

アメリカやイギリスでは、高校を卒業するぐらいの歳で、親元を離れるのが普通です。たとえ地元に就職しても、実家に住むことは恥ずかしい、独立心がない、とみなされるようです。ですから、それほど収入がないうちでも、なんとか自分の住むところを確保しなければいけません。そういうときの最初の選択肢が、シェアということになります。

ちなみに、スペインやイタリアなど、ラテン系の文化では、結婚するまでは親と同居が普通なので、一口に欧米といってもいろいろありますね。

また、独身の若者でなくても、大借金をして家を買ったばかりの若夫婦(家には子供部屋がありますが、まだ子供がいないわけです)や、子供が巣立ってしまった老夫婦などが、使われていない余った部屋を、独身の若者などに貸すということもよく見られます。

それに、工場跡を改造して住んだり、事務所と兼用にした上で起業仲間とシェアしてみたり、いろんなシェアの形態がありうるでしょうね。

シェアで得られるかもしれないもの

  • 節約した分のお金
  • より便利な場所
  • より広い場所
  • より広い見聞
  • 新しい友人知人
  • 交渉能力
  • 家族以外と住む経験・能力

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