「ルームシェア」という言葉も、ここ数年で広まりつつありますが、依然として、賃貸物件を使ってルームシェア/フラットシェアをするのは、日本では簡単ではありません。シェアメイトに外国人を含めるとなるとさらに困難といっていいでしょう。
自分の街の適当な不動産屋に入って聞いてみると、すぐに実感されると思いますが、多くの不動産屋では、家族ではない同居人と住みたいと言う人にはなかなか物件を貸してくれません。
実際には、そのような店子に貸したがらないのは、不動産屋自身ではなく、その物件の所有者である大家です。そして、多くの大家がこのようなケースを嫌がるということは、フラットシェアの可能な物件というだけで、候補がかなり少なくなるということです。
また、標準的な賃借契約書では、借りた物件の又貸しや、契約時に届けた住人以外の増加を禁止していることが多いのです。たとえ結婚や出産等による増加でも、通知する義務がある、と取り決めているような契約書が作られます。
つまり、複数人で住むことが了承された賃貸住宅であっても、そのメンバーは契約時に決まっている必要があったり、入れ替えがあった場合に届け出、契約の更新などの作業が発生したりする可能性もあるということです。
ただし、不況がずっと続いていることや、ルームシェアというコンセプトが知られることによって、借り手がなかなかつかないならルームシェアでもいいから貸したい、という大家が現れてきたのも事実。以前よりはルームシェア可能な物件も増えています。
探すための時間を無駄にしないためにも、不動産屋には最初から「ルームシェア希望で借りたい」ということを伝えるべきでしょう。一件もシェア可能物件がなければ、不動産屋としても打つ手はありませんので、そういうときはさっさと次の不動産屋に行ったほうがいいです。
また、
特に、外国人と同居しようという場合、日本の大家の激しい外国人差別([1],[2]など)に出会う可能性が高くなります。実際、外国人お断り、という不動産屋は、9割以上にもなるという意見もあります。
不動産屋の問題というよりも、不動産屋に委託している大家の心の問題なのですが、日本には人種差別をはっきりと禁じるような法律や罰則がないようなので(これほんと?)彼ら外国人同様、あなたにとってもすぐこれを解決できるような良い手はないのが残念です。
しかし、たとえ9割の大家が人種差別主義者でも、外国人に理解のある大家や不動産屋が存在しないわけではありません。外国人コミュニティでの口コミや、インターネットでの検索などを通じて、そういった大家の持つ物件を探したり、あるいは今退去しようという物件を引き継ぐ交渉をしたりという方法で、ただ一軒ずつ訪問して回るより、効率をあげることができると思います。

